戦国武将、毛利元就公が治めた安芸の国の地で、大正十年（1921年）芸北醤油醸造所として初代社長大前哲二が醸造をはじめました。 創業にあたり一番気を付けたのは、醤油造りに欠かせぬ水でした。 水源地探しは難航を極めましたが、この地（現在の広島県安芸高田市）に大土山系水脈を発見し井戸を掘ったといいます。 ミネラル豊富な軟水である天然水を使用したことで、その評判は瞬く間に広がりました。 今もなお大土山より滾々と流れ出る清水が、100年の歴史を伝えています。 現在も市水道と並行し、第二の水道として地域に給水し親しまれています。
大土山系水脈の美味しい水の恵みを受け継ぐ大前醤油本店のお醤油をベースに、地元や地域の素材を厳選して組み合わせています。
地元広島県安芸高田産のトマトを使用した「とまとぽん酢」や、タバスコ風調味料「あんたどぉーしたの」玉ねぎをたっぷり使った「洋風ドレッシング」、広島県尾道市瀬戸田町のレモンを使った「生れもんぽん酢」、瀬戸内産の幼イワシを丸ごと入れた「いりこめんつゆ」等、地域の特色を製品に反映しています。
想像力を豊かにあったらいいなをカタチに。
大前醤油本店3代目店主直行の時代、醤油醸造一筋だった工程からゆず果汁をたっぷりと使用した加工品第一号が生まれました。（現在も続く40年以上のロングセラー商品）開発の原点は「自分に合った既製品が無いから創る」でした。長年、市販せず直行本人が個人的に使用していたものを直行の妻、貴美子が商品化を提案。以来今日に至るまで様々な商品を生み出してまいりました。貴美子のひらめきから半ば強引に試作した結果（ボツになった商品も数知れず、、、）主婦目線でのアイディアが形となっていきました。
現在も貴美子と4代目浩介の妻、裕子が中心となり商品のアイディアを生み出しています。今後も「自分が使う、あったらいいな」を目指して開発を進めてまいります。
